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ルル (インド神話) : ウィキペディア日本語版
ルル (インド神話)
ルルRuru)は、インド神話の登場人物。プラマティとグリターチーの子で、チヤヴァナスカニヤーの孫にあたる。プラマッドヴァラーとの間にシュナカをもうけた。
ルルは聖仙ストゥーラケーシャの養女プラマッドヴァラーに恋をし、結婚を望むようになった。ルルがそのことを父に伝えると、父は聖仙にルルとプラマッドヴァラーとの結婚を申し込んだ。聖仙はそれを受け入れ、結婚の日取りが決められた。ところがプラマッドヴァラーは遊んでいる間に毒蛇を踏んで、咬まれて息絶えてしまった。
ルルが悲しみのあまり森をさまよっていると、神の使者が現れて、プラマッドヴァラーを蘇生させる方法を告げた。それは自分の寿命を半分与えるというものであった。ルルはためらわず寿命を婚約者に与えることを望んだ。そこでプラマッドヴァラーの本当の父であるガンダルヴァの王ヴィシュヴァーヴァスと神々の使者はヤマ神のところに行き、ルルの願いを叶えることを求めた。こうしてプラマッドヴァラーは蘇り、2人は結婚することができた。
これ以降、ルルはに対して深い憎しみを抱き、蛇を見かけると怒ってすぐ殺すようになった。あるとき彼は森で無害な蛇に遭遇し、で殺そうとした。ところがそれはサハスラバートという聖仙が呪いによって蛇に変えられたものであった。聖仙はルルを諭したのち姿を消したという。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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